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蛍光灯は2027年末に製造禁止に!LEDのさらなる普及が進む

2023.12.27

2027年、蛍光灯は製造禁止へ

2027年末までに、直管蛍光灯の製造および輸出入が禁止されることが決定しました。この決定は、「水銀に関する水俣条約」の第5回締約国会議で合意されたものです。

これは、既に2025年末での電球形蛍光灯の製造・輸出入禁止が決まっていることに続くもので、これにより一般照明用の蛍光灯の製造は全て終了することになります。

蛍光灯の製造が禁止される理由は、製造に使用される水銀が水俣病の原因となる可能性があるためです。水俣病は、工場などからの排出水に含まれるメチル水銀化合物を吸収した魚を人間が食べることによって引き起こされる神経疾患です。

「水銀に関する水俣条約」とは

水銀に関する水俣条約は、水銀の使用、特にその健康への影響と環境汚染を規制する国際条約です。この条約は2013年10月に熊本市で開かれた国際会議で採択され、2017年8月に発効しました。

条約の目的は、水銀による健康被害や環境汚染を防止することにあります。そのために、水銀の使用と国際的な輸出入の規制が定められており、現在147カ国・地域が加盟しています。

LEDの普及が今後も加速していく

蛍光灯の製造禁止の背景には、LEDの世界的な普及があります。LEDは、蛍光灯に比べてエネルギー消費量が低い、長寿命であるため廃棄が少ない、調光調色機能がついているため明るさや色味を自由に変えられるなどのメリットがあります。

蛍光灯の製造禁止により、LED照明への移行がさらに加速していくでしょう。蛍光灯を使用する照明器具の生産は既にほとんどのメーカーで中止されており、近年はLEDが主流となっています。

アップルツリーのLEDならさらなる環境貢献を実現可能

水俣病を引き起こす可能性がある蛍光灯からLEDに変えるだけで、多くの方が環境に関わる優しい選択ができるでしょう。そのなかで、アップルツリーのLEDを導入すればさらなる環境貢献が可能です。

アップルツリーは、環境問題に対して特に優しいLEDを製造・販売しています。当社のカーボンフリーLEDシリーズ「REShine(リシャイン)」は、カーボンフリー製品であり、素材の84%をリユース可能です。

このリユースは、下記の取り組みによって実現しています。

  • 使用電気を『二酸化炭素排出実質ゼロの環境価値のある電気』に置き換え
  • 電気以外のエネルギーをすべてカーボンオフセットに

水俣病の問題と同様、世界規模で二酸化炭素排出量をどう削減するかも大きな課題となっています。蛍光灯製造禁止によって照明をLEDに換えることを検討している際には、さらに一歩深く、環境への取り組みを考えてみてもよいのではないでしょうか。

まとめ

今後、蛍光灯からLEDへの照明取り替えはますます進んでいくでしょう。環境汚染を防ぐための動きが国内外で広がってきています。

「既存の蛍光灯を入れ替えつつ、環境問題に対して自社でできることをあらためて考えてみたい」と考えている方はぜひアップルツリーまでお問い合わせください。

環境問題・エネルギー問題に取り組むための提案と合わせて、お客様の状況に合わせて環境コンサルティングを進めてまいります。

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