GX推進

GX推進

カナダでの生分解性プラスチック導入事例を紹介!テイクアウト容器にトウモロコシ・ジャガイモを採用

2022.06.19

前回のコラムでは、『地球に還るプラスチック』である生分解性プラスチックについて、特徴やメリットを紹介しました。

生分解性プラスチック『地球に還るプラスチック』って?メリットや課題を解説

今回は、「生分解性プラスチック」と同じく環境を守るプラスチックである「バイオプラスチック」について。そして、生分解性プラスチックの具体的な活用事例について紹介いたします。

ぜひ最後まで読んでみてください。

「生分解性プラスチック」と「バイオプラスチック」

生分解性プラスチックとは、微生物の働きによって最終的に水と二酸化炭素に完全に分解される性質を持ったプラスチックのことです。埋めたり投棄してもゴミとしてたまらない、使い捨てを前提とできるなどの特徴を持っている、環境に優しいプラスチックです。

また、同じく地球に優しいプラスチックとして「バイオプラスチック」にも注目が集まっています。このプラスチックはトウモロコシや、サトウキビなど「生物由来の資源」を原料としているため、「成長過程で吸収した二酸化炭素」で「処分時に排出される二酸化炭素」が相殺されるため、結果的に地球への負担が押さえられるといったメリットを持っています。

生分解性プラスチック推進への具体的な取り組み

生分解性プラスチックについての取り組みは欧州や北米など世界各国で進んでいます。今回は弊社のスタッフも在中する「カナダ」からその事例を見てみましょう。

過去のコラムでは「コンポスト(生ごみや落ち葉などを微生物の働きによって分解・発酵させた堆肥)」について紹介をしました。

二酸化炭素排出量を抑える「コンポスト」とは?家庭でも取り組める環境活動を紹介

しかし、まだ「コンポスト」について詳しく知っている人や具体的な取り組みを行っている人は日本ではあまり多くありません。ですが、カナダではコンポストへの理解も進んでおり、どこの小学校でもコンポストを活用した堆肥づくりを学びます。

このようにカナダでは「コンポスト」の概念が当たり前のものとなっているため、コンポストに対応した容器もファストフードで一般化しています。

沖縄にもあるハンバーガーショップ「A&W」をご存知でしょうか?実はこのお店もカナダやアメリカではコンポストへの取り組みを推し進めているのです。

そして、カナダ・モントリオールを中心として9店舗を展開するサラダレストラン「Mandy’s」は、2019年からすでにコンポストへの具体的な取り組みを開始しています。テイクアウトメニューに使っている容器はすべて堆肥化可能であり、プラスチックを一切排出していません。

Log into Facebook

Log into Facebook to start sharing and connecting with your friends, family, and people you know.

私は100%コンポスト可能で、あなたの好きな夏の食材がいっぱいです!!!!モントリオールで、あなたのお気に入りの小さな緑のバケツが環境に優しくなりました! あなたは(この容器の)すべてを堆肥化できます。

Log into Facebook

Log into Facebook to start sharing and connecting with your friends, family, and people you know.

私たちの食べ物は地球から直送されたものであり、それが(ゴミ処理場ではなく)地球に戻るのは当然のことだと私たちは考えています。

この夏、テイクアウト用の「容器」と「フォーク」に、トウモロコシとジャガイモを使用し、100%堆肥化できるテイクアウトの取り組みを発表できることをとてもうれしく思っています。

こういった取り組みを進める企業が世界中で増えることで、より地球に優しい環境ができあがっていくでしょう。

環境についてのお問い合わせはアップルツリーまで

アップルツリーは、地球に優しいプラスチックの推進を始めとして、環境を守るためのコンサルティングを企業に対して行っています。

「マイクロプラスチック削減に向けた取り組みを進めたい」とお考えの方は、いつでも問い合わせください。お話を丁寧にお伺いしつつ、目的や思いに合わせた提案をいたします。

関連記事