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【マイクロプラスチック問題】生分解性プラスチック『地球に還るプラスチック』って?

2022.04.22

前回のコラムでは、マイクロプラスチックの概要や環境に与える悪影響について解説しました。

マイクロプラスチックって何?環境や人体への影響を解説

この問題が世界的に取り沙汰されている今、その解決に向けて様々な取り組みが行われています。そこで今回はプラスチックの問題点に改めて触れつつ、その問題を解決し得る存在「生分解性プラスチック」について解説をしていきます。

プラスチックは自然界に存在しない物質

私達の日常のあらゆる場所でプラスチックは使われています。コンビニやスーパーでビニール袋を使ったことがある人、ペットボトル飲料を日常的に飲んでいる人は数多くいるでしょう。

しかし、本来的にプラスチックは自然界には存在しない物質なのです。時間が経つことによって分解されることはなく、長い時間をかけて蓄積されていくことで生態系を始めとした自然環境を破壊する原因となっています。

生態系の破壊だけでなく、人間の体に溜まっていくことによってがんの発生や代謝性疾患の発症の可能性が生まれてきます。そのため、いかにしてプラスチックの排出を抑えるかに世界的な関心が向いています。

地球に還るプラスチック「生分解性プラスチック」とは

このプラスチック問題を解決する可能性の一つとして、生分解性プラスチックに注目が集まっています。生分解性プラスチックとは、微生物の働きによって最終的に水と二酸化炭素に完全に分解される性質を持ったプラスチックのことです。

「分解されにくい」というプラスチック本来の性質をなくすことで、埋めたり投棄してもゴミとしてたまらない、海洋プラスチックごみ対策として有効、使い捨てを前提とできるなどのメリットを持っています。

生分解性プラスチックは、将来的にプラスチック問題を根本から解決する存在と言えるでしょう。

課題を解決することでもっと地球に優しく

問題解決の光となり得る生分解性プラスチックですが、いくつかの課題を抱えている点も忘れてはいけません。

まずは、生分解性プラスチックはすぐに分解されて素材が地球に還るわけではないことです。完全に分解されるまでには長い年月がかかり、その間に海洋生物や人体に入れば、短期的な結果は変わらないとの見方もあります。

また、通常のプラスチックよりも高価である点、使い捨てを前提としているため3R(リデュース・リユース・リサイクル)の理念には反している点なども課題です。

しかし、少しずつこれらの問題が解消されていけば、プラスチック問題の解決に大きな一歩を踏み出していけるでしょう。

環境についてのお問い合わせはアップルツリーまで

アップルツリーは、これらの問題を念頭に置いた総合環境コンサルティング企業として活動しています。

「マイクロプラスチック削減に向けた取り組みを進めたい」とお考えの方は、ぜひアップルツリーにお問い合わせください。お話を丁寧にお伺いしつつ、それぞれのお客様に合った提案をいたします。

次回は、生分解性プラスチックに対する諸企業の具体的な取り組みを解説していきます。