2022年4月に東京証券取引所の4市場が新たに3市場に再編されることは多くの方が知っているかもしれませんが、実施背景や具体的な区分については掴みきれていない方がいるかもしれません。
そこでこの記事では、東証の新たな市場区分についてご紹介します。
- 市場区分見直しの概要
- フォーバルグループ各社の上場先
上記を取り上げていきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
2022年4月に東証は市場区分見直し
2022年3月時点で、東京証券取引所は「市場第一部」「市場第二部」「マザーズ」「JASDAQ(スタンダード/グロース)の4市場に分けられています。
しかしこの区分は下記の課題を抱えており、充分に機能しきれていなかった状況がありました。
- 各市場区分のコンセプトが曖昧であり、多くの投資者にとっての利便性が低い
- 上場会社の持続的な企業価値向上の動機付けが十分にできていない
この課題を解決するために2022年4月4日に市場区分が見直され、新たに「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」の3つの市場区分が誕生します。
今回の市場区分見直しについて特筆すべき点は数多くありますが、当社として特に注目したい事柄は、諸企業に対してTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に基づいた情報開示が求められている点です。TCFDは「気候変動に対して企業がどのような取り組みを行っていくか」の枠組みであるため、この観点からも企業による環境対策がより一層求められていることが窺えます。
フォーバルグループはどの市場に上場するか?
フォーバルグループは「株式会社フォーバル」「株式会社フォーバルテレコム」「株式会社フォーバル・リアルストレート」の3社が2月時点で東京証券取引所に上場しています。
今回の市場区分見直しにあたり、上記3社の区分は以下のように変更となります。
- 株式会社フォーバル:市場第一部→プライム市場
- 株式会社フォーバルテレコム:市場第二部→スタンダード市場
- 株式会社フォーバル・リアルストレート:JASDAQ→スタンダード市場
※3社ともに各市場への上場維持基準に2月時点では適合していませんが、将来的に基準を満たすための取り組み計画を策定しています。
アップルツリーは環境コンサル事業に注力
アップルツリーは環境コンサルティング企業として、SDGsやGXに取り組みたいとの思いを持った企業様を支援しています。東証への上場も見据えつつ、環境コンサルティングとして、各企業様に合った環境への取り組みを提案いたしますので、いつでもお問い合わせください。
参考
https://www.jpx.co.jp/equities/market-restructure/market-segments/index.html
https://www.forval.co.jp/news/up_img/1639981824-466174.pdf
https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/d95ve5/
https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/d9reqs/
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