前回のコラムでは、SDGsが掲げている17のゴールから「6.安全な水とトイレを世界中に」について解説をしてきました。
SDGsのゴール解説コラムの7回目として、今回取り上げるのは「7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに」です。
続けてSDGsへの理解を深めていきましょう!
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
世界中で生活に電気を利用できる人口の割合は、2018年時点で約90%でした。2010年の83%であったことを考えると、8年間で大きく前進したといっていいでしょう。しかし、今なお世界で約7.9億人は電気を生活に利用できないのです。
電気を利用できない国々においては、石炭や木炭、薪を燃やすことで生活に必要な熱や光を確保しています。しかし、これらを燃やすと煙が多量に発生し、空気を汚し人体に対して健康被害をもたらすのです。また、常時明かりを確保できない点も大きな課題といえるでしょう。
SDGsはこの現状に対し
- 2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する(7.1)
- 2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる(7.2)
- 2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる(7.3)
などの目標を掲げ、問題解決に取り組んでいます。
このターゲットについて注目したいのは、安定的なエネルギー確保だけではなく「再生可能エネルギーの割合を増やす」との取り組みにも注力をする点です。
現在、電力確保のために用いられているメインエネルギーは、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料を燃やすことで得られるエネルギーです。しかし、これらを燃やす際には二酸化炭素が発生するため、化石燃料に頼りきりでは地球温暖化の加速にも繋がります。
この問題を解決するため、現在世界中で二酸化炭素排出量削減のための取り組みが進んでいるのです。
アップルツリーでの取り組み
2020年に発表された「2050年カーボンニュートラル宣言」などの影響もあり、各企業においてはCSRにどのように取り組んでいくべきかを考えなければいけない時代に入ってきました。
アップルツリーは「7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに」に積極的に取り組み、環境コンサルティング企業として、環境に伴う様々な提案をお客様に対して行っています。
「どのような形で環境問題に取り組んでいけるのかを相談したい」
「CO2を排出しない太陽光発電システムや環境に優しいLEDを導入したい」
という方はアップルツリーにご相談ください。まずはお客様のお話をお伺いし、状況に合わせて各種提案を行ってまいります。
次回は「8.働きがいも経済成長も」について紹介していきます。
参考:
https://unstats.un.org/sdgs/report/2020/goal-07/
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/7-energy/