経済産業省は、脱炭素社会の実現に向けて「GXリーグ」を推進しています。この取り組みは、企業が自らの温室効果ガス排出削減目標を設定し、公表することで、脱炭素に向けた取り組みを促進することを目的としています。アップルツリーも、GXリーグに賛同・参加をしています。
1月16日、経済産業省はGXリーグ参加企業の温室効果ガス排出削減目標値を公表しました。
GXリーグの取り組みと公表された目標
GXリーグには、製造業、サービス業、建設業、卸売業、小売業など、多岐にわたる業界から568社が参加しており、これらの企業は2025年度および2030年度の排出削減目標を掲げています。
代表的な参加企業としては、日立製作所やパナソニックホールディングス、トヨタ自動車などがあり、それぞれが設定した削減目標は、今後どれだけ脱炭素化への取り組みを行っていくのかを示しています。
公表されたデータによると、372社の2030年度の目標値は、2013年度比で40%の削減を見込んでいます。しかし、政府が掲げる46%減という目標には届いていません。
目標達成に向けた課題
公表された目標値は、脱炭素社会への移行に向けた企業の意欲を示していますが、全体としてはまだ政府の目標には届かない状況です。経済産業大臣である齋藤健氏からは、特に運輸業界の参加が十分ではないとの指摘もあり、業界全体での取り組み強化が求められています。
経済産業省は、GXリーグ参加企業の取り組みを支援するため、排出削減の支援策を検討しています。また、GXリーグ公式ホームページに「GXダッシュボード」を開設し、2024年からは企業の排出削減目標や取り組み状況を公表する予定となっています。
脱炭素の理解促進とトランジションに向けた投資の重要性の理解促進を目的として、GXダッシュボードの閲覧のためにはeラーニングの受講が必要です。トランジション・ファイナンスへの理解を深めたい方は、下記動画も参考としてください。
経済産業省は今後、未参加企業への参加呼びかけとともに、参加企業の排出量実績も公表する方針です。
アップルツリーもGXへの取り組みを強化してまいります
GXリーグによる温室効果ガス排出削減目標の公表は、脱炭素社会への移行に向けた企業間競争を促進する重要な一歩です。
アップルツリーも2023年、「地球環境を守る為、環境支援活動において『新しいあたりまえ』を創出し、全てのステークホルダーと共に、脱炭素社会の実現を目指す」との企業理念を掲げ、GX化に向けた活動を進めていることから「GXリーグ基本構想」への参画をいたしました。
当社の2025年度の排出削減目標は、2020年度比で17%削減となっております。この目標を達成するべく、今後もGXへの取り組みを強化してまいります。
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