「2050年カーボンニュートラル」の実現に向け、脱炭素化によって社会を変えていく取り組みであるGX(グリーントランスフォーメーション)に多くの注目が集まっています。2020年12月には、政府の成長戦略会議にて「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」が発表されました。
そのような中で2022年7月、政府によって新たな動きが出ています。7月27日に岸田文雄総理はGX担当大臣として萩生田光一経済産業大臣を任命しました。
萩生田氏が「GX実行推進担当相」に任命
岸田総理は22日、長野県軽井沢町で行われた経団連の夏季フォーラムにて「GX実行推進担当相」と「スタートアップ担当相」を設置する意向を明らかにしました。
27日には、GX実行推進担当相として萩生田光一経産相を任命。同氏が経産相と兼務しながらGXを推し進めていくことを木原官房副長官が発表しました。
萩生田GX担当相の役割は「2050年カーボンニュートラルを見据え、いわゆるGXを実現するため、総合的な対策を推進すべく、行政各部の事務の調整を担当」にあると伝えられています。
7月27日にはGX実行会議が開催
27日には、岸田総理・萩生田大臣が出席して初会合となる「GX実行会議」が開催されました。同会議の趣旨として、以下の内容が伝えられています。
産業革命以来の化石燃料中心の経済・社会、産業構造をクリーンエネルギー中心に移行させ、経済社会システム全体の変革、すなわち、GX(グリーントランスフォーメーション)を実行するべく、必要な施策を検討するため、GX実行会議(以下「会議」という。)を開催する。
引用:GX実行会議の開催について
GX担当相が任命されたことにより、政府がさらに力を入れてGXに取り組んでいくことが明らかになりました。これまで以上に官民が連携し、脱炭素化社会の実現に向けて動いていくことが求められています。
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