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「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)」とは?環境への取り組みが必須の時代に

2022.04.26

「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)」という言葉をご存知でしょうか?

SDGsやESG投資など、企業による環境への取り組み強化が年々進んでいます。この時代の流れにおいては、”どれほど環境面に取り組んでいるか”の情報開示が諸企業に求められるようになっています。事実、今月実行された市場区分見直しに際しては、プライム市場への上場にあたって「TCFD提言に沿った情報開示」が必須となりました。

「もっとTCFDについて知りたい」と考えている方向けに、この記事ではTCFDの概要について簡単に解説していきます。ぜひ最後まで読んでみてください。

TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)とは?

TCFDとは、気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)の略称であり、金融安定理事会(FSB)がG20からの要請を受けて2015年に設置した組織です。

簡単に言うと設置された目的は、「気候変動に対して企業がどのような取り組みを行っていくかを表した計画の提示」を世界の諸企業に対して推奨することにあります。2021年時点でTCFDには、2,600社以上の企業や金融機関などが賛同しています。

TCFDに賛同することで、ESG経営を行っていることを投資家に対してアピールできるようにもなります。ひいては、投資家から投資を受ける機会の増加に繋がっていくでしょう。また、後述するTCFDに沿った内容を社内で固めることで、リスク管理強化や社内戦略策定が前進する効果も期待できます。

参考:Task Force on Climate-related Financial Disclosures『2021 Status Report』

TCFDによって開示が求められている情報

TCFDは企業に対して、ガバナンス、戦略、リスク管理、指標・目標の4項目について開示を求めています。

  • ガバナンス:企業が気候変動への取り組みに対してどのような体制を構築しているか・実際に経営に反映させているか
  • 戦略:短期/中期/長期それぞれどのような気候関連のリスクと機会があるか・企業戦略へどう影響するのか
  • リスク管理:気候変動のリスクをどのように評価し、管理/低減しようとしているか
  • 指標と目標:気候関連のリスクと機会をどのような指標によって測定するのか・目標はどう設定しているか

アップルツリーの親会社である株式会社フォーバルは、2021年12月にTCFDへの賛同を表明しました。

参考:株式会社フォーバル『気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言への賛同を表明!』

環境に関わるお問い合わせはアップルツリーまで

アップルツリーは「地球環境を守る為、環境支援活動において『新しいあたりまえ』を創出し、全てのステークホルダーと共に、脱炭素社会の実現を目指す」との企業理念を掲げ、GX化に向けた活動を進めています。

すでにTCFDに賛同しているフォーバルの元、今後も環境への取り組みを進めていきますので「もっと環境問題について深く考え、取り組んでみたい」と考えている方はぜひお問い合わせください。

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